ファルクウェアの「てんこ盛りテスト」は、ご存知ですか?ここでは弊社のサービスについてご案内いたします。
てんこ盛りテストとは?
てんこ盛りテストとは、「知る」のコンセプトのもとに、ハードウェアとソフトウェアの融合したシステム設計における、ハードウェアとソフトウェアの分界点定義のためのシステム解析サービスです。従来の量産製品対応のサービスとは違い、見通しが立ち難い混沌としたシステム開発のプロジェクトに適用できるという特徴があります。
このサービスにより、より高度な技術が必要な新技術の取込・構造化・プラットフォーム化のフェーズにおいて、より最適なハードウェアとソフトウェアの分界点を定義するためのコスト削減を目指しています。
てんこ盛りテストの手順
てんこ盛りテストは、下記の手順で行います。
- システム動作ログを取得します。
- 集めたログをグルーピングして、各処理時間を解析します。
- システム構成情報と照らし合わせながらシステムの動作を解析します。
- 解析結果をまとめ分解点を定義します。
なお、解析情報のフィードバックによるエンジニア教育についても同時並行で対応することも可能です。
てんこ盛りテストの実施例
「てんこ盛りテスト」の例を下記の表にご紹介いたします。これからもシステムの解析を通じて、分解点の定義や処理性能の改善、品質改善に努めていきます。
No. | マイコン | OS | 解析対象 | 解析内容 |
---|---|---|---|---|
1 | SH4 | Windows-CE | Webブラウザ TCP-IPドライバ |
処理性能改善 コンテンツ方式検討 |
2 | TX49 (MIPS32) |
μ-ITRON | Webブラウザ | 処理性能改善 メモリリーク検出 |
3 | MIPS32 | Linux | カーネル機能 ネットワークドライバ |
処理性能改善 |
4 | MIPS32 | Linux | 3D描画機能部 | 処理性能改善 |
てんこ盛りテストの副次的効果
補足ではありますが、過去のてんこ盛りテストの作業を通じて下記の効果が得られたとのお客様の声を聞いております。
- チーム内のシステム知識や技術知識の習得が早くなり、システムの各部分の動作と連携がわかりやすくなった。
- チーム内メンバーの連携が良くなり開発効率が向上した。それにより、お互いの作業内容が見え、I/F(インタフェース)が取りやすくなった。
今後もより良い感想を頂けるように「てんこ盛りテスト」をご提供していきたいと思います。